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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/04/22のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間平均足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日は、東京時間はドル売り圧力が強まったことでドル/円はじりじりと下落し、下値抵抗を割り込む動きとなりました。
しかし、予想されたように下抜けの下落加速はなく、下値は限定的となりました(A)

その後は、ドルのショートカバーが中心の動きで93円台を回復しています。
MACDがローソク足の底値からの反転過程で陽転しており、その後の調整で方向感をなくしているものの陰転には至っていないことが確認できます(B)

欧州時間にはムーディーズがギリシャ国債の格付けを引き下げたことを受けてユーロが対ドルで急落する展開となりました。
この対ユーロでのドル買いに引っ張られる形でドルが全面高となり、ドル/円も上昇力を強め93円ミドルの上値抵抗を試しに行く動きとなりました(C)
上値抵抗をクリアーに抜けることはできていませんが、ほぼ高値圏で東京へと戻ってきています。

【テクニカル一口解説】

1. MACD
MACDとは「Moving Average Convergence/Divergence Trading Method」の略で、直訳すると「移動平均・収束拡散トレード法」となります。
MACDに用いられる移動平均は「単純移動平均(SMA)」ではなく、「指数平滑移動平均(EMA)]です。 EMAは直近の値動きをより反映するため、SMAと比較して値動きに敏感に反応すると考えられています。
MACDは以下の計算式で算出されます。
  MACD=短期EMA-長期EMA
通常の日足分析においては、短期EMA期間は9、長期EMA期間は26とするのが一般的です
また、MACDの移動平均であるシグナルとともに2本の線で分析することが多く、シグナルの平均期間は9が一般的です。

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