2015/12/30のドル円相場の考察
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
年末となった先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、RSIを表示しています。
先週のドル/円相場は、120円台前半から半ばに
かけての狭いレンジで動意薄の展開を続けました。
原油安が続くことからリスク回避の流れでドルの上値が重く
なるなか、下値では根強いドル先高感からの押し目買いも入り、
明確な方向性を見出せない動きとなっていました。
昨年1年を通してみると、年末終値では前年比0.4%ドル高で
4年連続ドルが上昇する結果となったものの、値幅としては
ほぼ10円にとどまり近年でも最も動かなかった1年といえます。
テクニカルで年末の動きを見ると、一目均衡表では転換線が
基準線を下回り、相場は先行スパンの雲の下に位置しており、
遅行スパンも陰転しているというドル安の流れが確認できます。
年明けの相場は、ややドルの下値不安が大きいスタートとなりそうです。
ただし、価格が120円前半に張り付きながらも、RSIを見ると年明けやや
上昇してきており、短期的な反発が期待される形といえそうです。
もっとも、今週末には米雇用統計を控えており、このイベントを
経過するまでは一方向の方向性は出にくいのかもしれません。
提供: FXトレーディングシステムズ
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