2019/7/17のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/07/15)(PDF)
●デイリーレポート
7月17日のドル/円相場は、東京時間からNY序盤までは
108円前半での方向感のない動きが続きました。
108円ちょうど近辺は底堅い半面、108円30銭水準では
頭を押さえられている動きでした。
その後発表された6月の米住宅着工件数が
前月比0.9%減の125万3000戸と市場予想を下回り、
先行指標となる許可件数も6.1%減と、2016年3月以来
3年3カ月ぶりの減少率となったことから、ドル売りが優勢となりました。
また、トランプ米大統領が前日に「米中の貿易交渉の合意に時間がかかる」と述べ、
協議が停滞するとの懸念からNYダウが続落したことも
ドル売り材料となりました。
このドル売りによりNY終盤には108円を割り込み、
107円86銭の安値を付け、ほぼ安値圏でNYを引けています。
テクニカルで見ると、NY時間は相場が
ボリンジャーバンドの下方バンドに絡みながら動いているものの、
上方バンドが明確な上昇基調となったのはNY引け間際であり、
ここからさらにバンドウォークが続くことは難しいように見えます。
本日も108円を挟んで動きにくい展開が続きそうです。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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