2019/6/14のドル円相場の考察
先週末(6/14)のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/06/10)(PDF)
●デイリーレポート
先週末のドル/円相場は、東京から欧州時間にかけては
108円前半で上値の重い動きとなりました。
中国の5月の工業生産高や、1~5月の固定資産投資額が市場予想を下回ったことで
中国経済の減速への警戒感が強まったことが、
ドルを圧迫する要因となったとの指摘もあります。
また、市場の関心は今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向けられており、
今週のFOMCでは利下げは見込まれていないものの、
多くの市場参加者は7月にも利下げが行われる可能性が高いとみていることも
ドルの上値を抑えることとなっています。
NY時間では、序盤に発表された5月の米小売売上高が
前月比0.5%増と市場予想をわずかに下回ったものの、
4月分が0.2%減から0.3%増に上方修正されたことから、米個人消費の勢いが想定していたより
力強いことを示したとの見方からドルの買い戻しが優勢となり、
108円59銭まで値を戻しました。
テクニカルで見ると、108円台にあるボリンジャーバンドの
上下のバンドを行ったり来たりしており、
相場に方向性がないことが示されています。
ただし、下値が切り上げってきていることから、
目先は上値試しが先行する可能性がありそうです。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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