2019/5/7のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/04/22)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、110円70銭水準でスタートした後
ドルの上値が重い動きが続きました。
日経平均株価が300円を超える下落となったことも、ドルを圧迫する要因となりました。
海外時間に入ると、ライトハイザーUSTR代表やムニューシン米財務長官が
2000億ドル規模の中国製品輸入に対する関税を、
従来の10%から25%に引き上げる方針を確認したため、米中貿易摩擦の深刻化懸念が増大し
ドルは一段と下落、一時110円17銭の安値を付けました。
また、NYダウが500ドル近く下落したことも
リスク・オフのドル安につながったと指摘されます。
テクニカルで見ると、NY時間に小さなバンドウォークが確認できます。
MACDもマイナス圏で売りサインを続けており、
ドルの上値の重さを感じさせる形となっています。
また、日足ベースで見ると、一目均衡表で遅行スパンが売り転換しており
また相場が先行スパンの雲を下抜け、
ドル下落リスクが高まっていることが示唆されています。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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