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テクニカルで検証する昨日の相場

2019/2/19のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2019/02/18)(PDF)

●デイリーレポート
2月19日のドル/円相場は、110円半ばで一進一退が続いていましたが、
東京午後に日銀の黒田東彦総裁が衆院財務金融委員会で
「2%の物価安定目標の達成に必要と判断されれば追加緩和を検討していく」と発言したことを受け、
110円70銭まで小幅に上昇しました。
この動きをきっかけにドルはじりじりと上昇し、
欧州時間には110円83銭の高値を付けました。

この上昇で、ボリンジャーバンドの上抜けと、
小さなバンドウォークの形成が確認できます。
ただし、価格の上昇にもかかわらず、RSIは頭打ちとなっており、
上値の詰まった印象を受ける形状となっていました。

NY時間に入ると、米中貿易協議において通貨安定が組み入れられるとの報道や
米債利回りの低下に伴うドル売りが優勢となり、
一時110円49銭の安値を付けました。
しかし、その後にトランプ米大統領が3月1日の米中通商交渉期限を
先延ばしする可能性を改めて示唆したと伝わったことからドルは買い戻しに転じ、
110円60銭水準まで値を戻してNYを引けています。

市場では、本日公表される1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の
議事要旨を見極めたいとのムードも強く、
積極的な売買を手控える動きもあるとの指摘もあります。

※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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