2018/11/12のドル円相場の考察
11月12日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/11/12)(PDF)
●デイリーレポート
11月12日のドル/円相場は、東京時間ではドルは底堅い動きを続け、午後には一時114円21銭と
10月上旬以来の高値を付けました。
米中間選挙を終えて不透明感がやや払拭されたことがドル買いにつながったとの指摘があります。
この上昇では、ボリンジャーバンドの上抜けと、バンドウォークが形成されたことが確認できます。
しかし、欧州勢が参入してくると114円台の上値が重くなり、その後に英インディペンデント電子版が、
メイ首相が12日に予定されていた欧州連合(EU)からの離脱案を承認するための緊急の閣僚会議を
見送ったと報じたことから、英国の政治混乱や離脱交渉の先行き不透明感を嫌気して英ポンドが急落、
英ポンド/円も急落し、これにつられてドル/円も114円割れに押し戻されました。
NY時間に入ると、米国株が軟調な動きとなり、これを受けてドルも113円66銭まで下落しました。
しかし、NY引けにかけては、サンフランシスコ連銀総裁が12月の追加利上げや、来年少なくとも2回の
利上げを予想しているとの見解を示したことを受けてドルが買い戻され113円80銭水準で引けています。
※チャートはドル円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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