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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/04/01のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、EMA(5,21,75)RSIを表示しています。

昨日は、ドルが底堅い動きながら1月8日の高値93.70円水準を意識し、上値抵抗を作っていました(A)
その後、この水準を突破すると一段の上昇加速となり、2009年8月以来の94円台を付けました(B)

EMAを見ると75時間、21時間ともにしっかりとした上昇トレンドを維持しており、ドル先高観が強いことが窺われます。

しかし、ラインCラインDでわかるように、ローソク足の動きとRSIの動きにダイバージェンス(逆行現象)が起きています。
このダイバージェンスは相場反転のシグナルとなることもあり、このドル高トレンド転換のリスクにも注意が必要かもしれません。

本日は、米国の雇用統計があり注目が集まっています。
為替市場は開かれていますが、株式市場は休場となっており、指標発表後の動きは不透明感が強いものとなりそうですので、注意したいところです。

【テクニカル一口解説】

1. EMA(指数平滑移動平均線)
EMA(指数平滑移動平均線)は、使い方や売買の判断方法は単純移動平均線と同じですが、直近の価格に比重をかけて算出する為、SMA(単純移動平均線)に比べ直近の動きに敏感に反応します。

EMA(指数平滑移動平均線)は、以下の計算式で算出されています。
  一日目の計算方法は、単純移動平均と同じで、対象期間における終値の平均
  二日目以降を「前日の指数平滑平均+k×(当日終値-前日の指数平滑平均)」
  k=2÷(n+1)、 n=期間

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