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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/03/31のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、フィボナッチリトレースメントRSIを表示しています。

昨日は、93円台まで上昇した相場は終始底堅く推移し93円台での取引を続けました。

しかしNY時間に入ると、米ADP雇用統計が予想に反してマイナス数字で発表されたために、ドル円が一気に下落し、93円割れとなりました。
ただし、この下落も3月30日の安値から昨日の高値までの上昇幅の50%押しの水準でしっかりと止められています(A)

その後、クロス円の上昇などに支えられ、ドルは急速に値を回復する動きとなり、93.60円水準まで上昇しています。

市場では、1月8日の高値93.70円水準を上抜けることができるかどうかに注目が集まっているようです。

RSIを見ると50以上を維持しており買い優勢の動きが確認できます。
ただし、価格に上昇の割に、RSIは横ばい気味となってきていることから、目先上値を抑えられるリスクにも留意しておく必要があるかもしれません(B)

【テクニカル一口解説】

1. RSI
RSI(The Relative Strength Index)は相対力指数とも呼ばれ、米国のJ.W.ワイルダーが考案したチャートで、最もポピュラーなテクニカルチャートの一つです。
売られ過ぎ買われ過ぎを数値化し、逆張りで相場にアプローチする手法となります。
70を超えると買われ過ぎで天井が近いシグナルとなり、30を割ると売られ過ぎで底が近いシグナルのなるというものです。
相場が新高値や新安値を付けたにもかかわらず、RSIのほうは高値や安値の更新によってこれを確認できなかった場合、RSIのダイバージェンス・パターン(逆行現象)といい、トレンドの転換のシグナルとなることがあります。

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