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テクニカルで検証する昨日の相場

2018/8/13のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/08/13)(PDF)

●デイリーレポート
8月13日のドル/円相場は、トルコリラが再び最安値を更新したことを受け、
リスク回避の動きが強まり円高が進みました。

トルコ政府が抜本的な対策を打ち出さなかったとして、
トルコリラは東京時間序盤から再び売りが先行、
これを受けてアジア株が全面安となり、これを受けてドル/円は
6月28日以来1カ月半ぶりの安値である110円11銭まで下落しました。

先週末の安値である110円50銭水準を下回るとストップを巻き込み急落、ボリンジャーバンドを下抜けて
バンドウォークを形成したことがわかります。

欧州時間に入るとトルコ中銀が市中銀行を支える流動性強化などの措置を発表し、
トルコリラ売りは一段落となり、ドルもショートカバーが優勢となり、
NY時間序盤では一時110円94銭まで値を戻しました。

しかし、トルコ政府のリラ安是正措置が不十分との見方が強く、
トルコ情勢の悪化が金融市場の混乱を招くとの警戒感からドルの反発も限定的で
111円台を回復することはできず、110円70銭水準でNYを引けています。

昨日は、とりあえず110円割れを回避したことで底抜けへの不安は後退しているものの、
ドルの戻りも限られており、下値不安は残る状況となっています。
本日も110円台での展開が予想されますが、111円台をしっかり回復してくると、
警戒感の後退からドル買戻しの動きが強まるものと思われます。

※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

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