2018/8/14のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/08/13)(PDF)
●デイリーレポート
8月14日のドル/円相場は、東京時間は前日の流れを引き継ぎ
ドルが強含んだものの111円を突破できず
110円後半での小動きに終始しました。
しかし、欧州勢が参入してくるとドル買いが優勢となり
111円を抜け111円15銭の高値を付けました。
この上昇でボリンジャーバンドを上抜けましたが、バンドの拡大は伴わず、
上値抵抗となってしまい、その後に110円76銭まで反落しています。
NY中盤になると、前日まで急落していたトルコリラへの売りが一服し、
投資家がリスクを回避する姿勢を緩め、
米株式相場も上昇したこともありドルの買い戻しが強まり
111円32銭の高値を付けました。
もっとも、価格では高値を更新したものの、RSIは高値更新ができず、
上値の詰まった印象のチャートとなっています。
また、この上昇でもボリンジャーバンドの上抜けが
バンドウォークにつながっていないことから
ドルの上昇力はあまり強くないことが示唆されています。
ドル/円は111円台を回復してきており、110円割れのリスクは遠のいたものの、
111円半ばからはドル売りが厚いと指摘され、一段の上昇は難しいかもしれません。
※チャートは、ドル/円の一時間足、ボリンジャーバンド、RSIを表示しています。
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