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テクニカルで検証する昨日の相場

2018/8/1のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/07/30)(PDF)

●デイリーレポート
8月1日のドル/円相場は、東京から欧州序盤にかけてはドルが底堅い動きを続け、
一時112円15銭の高値を付けました。

ただし、高値を更新したものの、RSIは切り下がっており上値が詰まってきている
印象を受ける形となっています。

また、MACDを見ると欧州時間のドル上昇で買い転換しかけたものの騙しに
終わっており、その後のドル下落の可能性を示唆するものとなっています。

NY時間に入ると米国の7月ADP雇用統計が予想を上回ったことを好感してドルが
上がる局面があったものの、米政府が中国からの輸入品2000億ドル相当に対する
関税の税率を従来案の10%から25%に引き上げることを検討していると伝わったことから、
米中貿易戦争への懸念が再燃し、ドルは反落し一時111円39銭の安値を付けました。

その後、NY引けにかけては、ドルの買い戻しも出て111円70銭水準で引けています。

NY時間のドル下落では、ボリンジャーバンドを大きく下抜けたものの、
明確なバンドウォークにはつながっておらず、
ドル下落の勢いが限られたものであることが示唆されています。

本日は111円台で方向感のない動きが続きそうです。
昨日は米10年債利回りが3%を再び超えたこともあり、ドルの下値は堅いものの、
米中貿易摩擦への懸念がドルの上値を抑えています。

また、明日には米国の雇用統計を控えていることもあり、
様子見ムードが強まることも考えられます。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています

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