2018/7/25のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2018/07/23)(PDF)
●デイリーレポート
7月25日のドル/円相場は、東京時間から欧州時間にかけては
トランプ米大統領とEUのユンケル欧州委員長の通商問題についての
会談を控え、111円前半での小動きが続きました。
NY時間に入ると、米通商政策の不透明感が根強く
リスク回避での円買いが進み、ドル/円は110円67銭まで下落しました。
この下落で、ボリンジャーバンドを下抜け、
不明確ながらもバンドウォークが形成されています。
ただし、RSIは安値を切り下げてはおらず、下値も詰まった形で、
その後の反発の可能性を示唆するものとなっていました。
その後、トランプ米大統領が米欧首脳会談後の記者会見で
「自動車以外の産業製品に対し、米国と欧州は関税ゼロ、非課税障壁ゼロに向けて協力する」
と述べたこと、通商問題について対話を続けることが合意されたことなどを受け、
貿易摩擦を巡る不透明感が後退しドルの買い戻しとなり、
111円を回復する動きとなりました。
110円台では、ドルの下値が堅いことを確認したもののドルの戻りも鈍く、
下値不安が解消されるにはまだ時間が必要となりそうです。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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