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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/03/30のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日は、アジア時間に人民元切り上げの思惑が円買いにつながり、下値抵抗の92円水準を試す動きとなりました(A)
しかし、下値抵抗は強く、人民元への思惑が一巡すると、株価の上昇を背景としたリスク選好への意識が強まりドル/円は買い戻される展開となりました。

NY時間では、米消費者信頼感指数が好調な数字で発表されるとドル買いの勢いが強まり、ドル/円は1月8日以来となる93円台まで上昇しています(B)
ただし、上値の抵抗も強く、この水準では利食い売りが出ているため、一気に上抜けることはできませんでした。

ドル先高観が強い動きながら、まだレンジ相場を抜ける状況にはなっていないようです。

MACDをみても、ゼロ水準から大きく離れることなく、一方向への動きは観察されません(C)

【テクニカル一口解説】

1. MACD
MACDとは「Moving Average Convergence/Divergence Trading Method」の略で、直訳すると「移動平均・収束拡散トレード法」となります。
MACDは移動平均を発展させより精度の高い分析をするために1979年にジェラルド・アペルによって開発された比較的新しいテクニカル分析です。
MACDがシグナルを下から上に抜いた時に買い、上から下に抜いたときが売りとなります。この交差はゼロラインから離れた、 つまりより高い山での売りサイン、より深い谷での買いサインほど有効となります。
MACDは移動平均線を加工したものであるため、基本的にはトレンド系に分類されるテクニカル指標です。 そのため、ボックス相場(トレンドレス)には弱い傾向があり、だましが多く発生するリスクがあることには留意が必要です。

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