2017/12/11のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/12/11)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京朝方こそ上値を窺う動きで
113円69銭の高値を付けましたが、その後は軟調に推移しました。
価格は高値を更新したものの、RSIは切り下がってダイバージェンスを
形成しており、反落の可能性が示唆されていました。
また、ボリンジャーバンドのアッパーバンドが
上値抵抗となっていたことが確認できます。
欧州時間もドルは軟調な足取りとなり、
NY序盤には113円28銭の安値を付けました。
NY中心部の地下鉄構内で爆発があったことや
米国の10月JOLT求人件数が予想を下回ったことが
ドル売り材料とされたとの指摘があります。
しかし、米FOMCを控え更にドルを売り込む勢いもなく、
米追加利上げや税制改革成立期待を受けたドル買いが下値を支え、
NY引けにかけては113円台半ばまで値を戻す動きとなりました。
米債利回りが下値の堅い動きを見せ、
米国株も底堅く推移していることから、ドル先高観は強いものの、
FOMCの結果を見るまでは113円台で動きにくい展開となりそうです。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
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