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テクニカルで検証する昨日の相場

2017/9/29のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/09/25)(PDF)

●デイリーレポート
先週末のドル/円相場は、112円台で方向感の無い動きが続きました。
東京朝方は、じりじりとドルが強含む動きで112円台半ばを
回復したものの、その後は112円台前半に反落する動きとなりました。
新たな材料が無く海外時間での指標発表を待つ動きだったといえるでしょう。

海外時間では、NY時間序盤に発表された8月の米個人消費支出(PCE)
デフレータが前年比+1.4%、コアPCEデフレータが同+1.3%とともに市場予想を
下回ったことをうけ、ドル売りが先行し、122円22銭の安値をつけました。
しかし、その後9月のシカゴ購買部協会景気指数が65.2と市場予想を大きく上回り、
3カ月ぶりの高水準となったことや、トランプ大統領が連邦準備制度理事会(FRB)
議長候補としてタカ派として知られるウォルシュ元FRB理事と面談を行ったことが
明らかになると、ドル買いが再燃し112円74銭まで値を戻しました。

この上下動ではボリンジャーバンドは抵抗体として機能しており、
バンドウォークによるトレンド発生は見られませんでした。
また、RSIMACDを見ても方向感が無いことがわかる形状となっていました。

先週のドル円は週前半に111円台半ばに下落したものの、
その後は下値が堅く、112円台を維持しています。
今週も米FRBによる利上げ継続姿勢は、ドルを下支えし9月27日の高値である
113円26銭を意識した動きとなるものと思われ、その水準を上抜けすれば、
7月11日の高値である114円50銭がターゲットとなりそうです。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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