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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/03/17のドル円相場の考察

昨日のドル円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、RSIDMIを表示しています。

昨日もドル/円相場は90円台でのレンジ相場を継続し、方向感のない展開が続いています。
1時間足では上下に振れているものの、明確なシグナルは見いだせないため、日足での大きな流れを検証してみましょう。

先週後半から相場は先行スパンの雲に絡む動きが続いていることが観察されます。つまり、この雲に引きつけられて抜けきれない動きといえるでしょう(A)
この膠着した動きは、RSIが50付近で停滞していること(B)、ADXが低位右肩下がりの動きを続けていること(C)でも確認されます。
ただし、来週初にも先行スパンの雲はねじれて反転することとなっており、相場の転換点が近いとも言えそうです(D)

遅行スパンを見ると、陽転はしているものの注目すべきは来週の動きと思われます(E)
来週には26日前の日足が急速に立ち上がっており、基本的には遅行スパンも上昇、つまり相場の上抜けが期待されることになります。
しかし、逆にこのタイミングでは陰転してしまうリスクもあり、その場合はドル急落の展開も考えられます。
したがって、来週の相場がどちらにレンジを離れるかが、今後の動きを占ううえで要注目といえるでしょう。

【テクニカル一口解説】

1. 先行スパンの変化日
2本の先行スパンで囲まれた範囲を「先行スパンの雲」と言います。
雲がねじれてクロスしたところを「先行スパンの変化日」と呼び相場の転換の目安になるといわれており、相場が変化日近辺を通過する場合には注意が必要となります。

2. 遅行スパン
遅行スパンは当日終値を26日逆行させただけの単純なものですが、一目山人は最も重要な線と言っており、相場の大きな転換を示すとされています。
遅行スパンが26日前の相場を上抜いた時を上昇転換、下抜いた時を下降転換と考えます。

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