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テクニカルで検証する昨日の相場

2017/9/27のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/09/11)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間はトランプ米大統領が公表予定の税制改革案への
思惑などもあり、ドルは底堅い動きながらも112円前半での小動きが続きました。

欧州時間に入ると、米税制改革への期待感が強まり113円近辺まで上昇する動きとなりました。

この上昇でボリンジャーバンドを上抜け、アッパーバンドに絡んで動いたものの、
ロアーバンドの拡大は続かず明確なバンドウォークにはなりませんでした。

NY時間に入ると、8月の米耐久財受注が前月比1.7%増、GDP算出に用いられる
コア資本財出荷が同0.7%増と、いずれも市場予想を上回る強い内容だったことを受け、
ドル買いが強まり、一時113円26銭の高値をつけました。

しかし、NY中盤で発表された8月の米中古住宅販売成約指数が前年比-3.1%と
市場予想上回る低下となると、一転ドル売りの流れとなり112円38銭まで下落しました。

この急速な下落を受けて、MACDが売り転換していることが確認できます。

NY時間では、112円台前半まで反落したものの、112円80銭水準まで値を戻して引けており、
ドルは底堅い印象を残しています。

一部米系メディアは、米政府高官の発言として、トランプ大統領が発表する税制改革では
現在35%の法人税率を20%に引き下げることを、所得税減税とともに盛り込むと報道しており、
これもドル下支えの材料となりそうです。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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