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テクニカルで検証する昨日の相場

2017/8/22のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/08/14)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間朝方に108円台で推移する時間もあったものの、
その後はドルじり高の動きとなりました。

北朝鮮を巡る地政学リスクや米政権運営の先行きへの警戒感は残るものの、
108円台は底堅く下値を売り込む材料も無く、また25日に予定されている
ジャクソンホールでのFRBシンポジウム開催を前に市場はポジション調整を進めている様子で、
ドルのショートカバーが先行する動きと言えます。

欧州時間にはいっても109円半ば水準での小動きが続きましたが、
NY午後に入ると8月のリッチモンド連銀製造業指数が予想を上回ったことや、
トランプ米政権による税制改革の年内実施期待が再燃したことを受け、
ドル買い・円売りが強まり一時109円65銭の高値をつけました。

また、NY引け後には109円75銭まで上昇する動きとなっています。

ただし、昨日の欧州時間以降の上昇で価格は切り上がり続けているものの、
RSIは切り下がっておりダイバージェンスを示しており、
短期反落リスクが大きくなっていることには注意が必要でしょう。

108円台でのドルの底堅さを確認したよう見えるものの、
米トランプ政権や北朝鮮情勢の先行き不透明感は高いままで、
市場の慎重な姿勢が崩れたとは考えにくくドルの上値も限られたものとなっており、
目先は109円台で様子を見ながら週末のイベント待ちと言う流れとなりそうです。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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