2017/7/28のドル円相場の考察
先週末のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/07/25)(PDF)
●デイリーレポート
先週末のドル/円相場は、東京時間は111円を挟んで
方向感の無い小動きが続きました。
取引も少なく、夏枯れ相場との声も聞かれました。
欧州時間に入ると、米国債利回りの上昇に合わせて
ドルが強含み、111円29銭の高値をつけました。
NY時間に入り、第2四半期の米GDP(一次速報値)が発表され、
前期比年率2.6%増と市場予想を小幅下振れたものの、
前期は同1.2%増に小幅下方修正されました。
コアPCEデフレータは前期比+0.9%と市場予想を上回ったものの、
前期が同+1.8%に下方修正されるという結果となりました。
米GDP発表後、ドル円は111円台前半から111円割れへと下落し、
その後もじりじりと値を下げる動きで110円55銭の安値をつけました。
もっとも、価格は安値を更新していますが、RSIは下落しておらず
ダイバージェンスを示していることから、短期的なドル反発が期待されます。
ただし、日足で見ると、先週は反発局面でも上値を200日
移動平均線に抑えられ、遅行スパンも売り転換してきており、
ドルの下値不安が大きくなってきています。
今週は、110円の節目を維持できるかどうかが焦点となりそうです。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
提供: FXブロードネット
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