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テクニカルで検証する昨日の相場

2017/6/2のドル円相場の考察

先週末のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/05/29)(PDF)

●デイリーレポート
先週末のドル/円相場は、東京時間では前日の海外市場で
米ADP雇用報告が市場予想を上回ったことを好感したドル買いの
流れが続き、ドルが堅調に推移し、一時111円71銭まで買い進まれました。

その後欧州時間でもドルは高値圏を維持し続けましたが、
MACDを見ると欧州参入時に売り転換しており、
ドルの上値の重さを感じさせるものとなっていました。

注目の米雇用統計では、失業率こそ市場の予想を下回り
2001年5月以来の低水準である4.3%となったものの、
米非農業部門雇用者数は前月比+13.8万人にとどまり、
市場予想の18.2万人を大きく下回り、平均時給の伸びも
前年比+2.5%で市場予想の+2.6%を下回りました。
この発表を受け、ドルは急落し一気に110円33銭の安値をつけました。

この下落で、ボリンジャーバンドを下抜き、
急激なバンドウォークが形成されていることが確認できます。

米雇用統計後の急落は、前日のADP雇用報告を受けた
期待感の高まりが裏切られたことにより起きており、
サプライズ・リスクを改めて認識させるものといえます。

現状では、まだ110円水準が下値抵抗となっており、
この水準を維持できるのか、又は下抜けてしまいレンジの
水準訂正が行われるのかを見極める必要があるでしょう。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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