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テクニカルで検証する昨日の相場

2017/1/31のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/1/30)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京から欧州初めの時間までは113円台後半での持合いが続きました。
114円が上値の壁となっているものの、ドルを売り込む材料も無い状況といえました。

しかし、NY時間になると、米国家通商会議(NTC)ナバロ委員長が、
ドイツが「ユーロの甚だしい過小評価を悪用して貿易での優位性を高めている」と
批判したと一部英紙が報道され、さらにトランプ米大統領が製薬メーカーの
経営トップを集めた会合で、「中国と日本が為替を操作して、通貨安を誘導している」と
批判したと伝わるとドルが全面安の展開となり、ドル/円も112円08銭の安値をつけました。

テクニカルに見ると、ダブルボトムとなっていた112円台半ばを
下抜けており、下値余地が広がっているようにも見えます。
ただし、昨日の下抜けはヒゲだけで終わっているため、
実体としてこの水準を下抜けていくかを見極めたいところです。
また、安値は切り下がっているものの、RSIの底はやや切り上がっており、
この点でもドルの反発が期待されます。

トランプ政権は各国の通貨安批判を発信しているものの、実際には米国経済の
回復と各国の金融政策の結果としてドル高・その他国通貨安が起こっており、
批判を繰り返すだけでドル安が実現できるとは思えません。
ただし、ドル/円ではまだドルロング・ポジションが多くあり、
投機筋を中心に米政権のけん制発言ごとにポジション整理が出てくる
可能性も考えられるため、ドルの上値は重くなってきそうです。

※チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

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