2017/1/11のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2017/1/10)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京から欧州の時間帯にかけては、
トランプ米次期大統領の会見を控えて様子見ムードが強まり 、
115円台後半で方向感は出ない動きが続きました。
NY時間に入ると、ポジション調整のドル買戻しや、
トランプ次期大統領の記者会見への期待感でドル買いが強まり、
116円87銭の高値まで上昇しました。
この動きでボリンジャーバンドを上抜けたものの、
バンドウォークには繋がらず一過性の動きに終わっています。
その後、注目の会見では、話題はロシアのサイバー攻撃についてが
中心となり、経済政策に関しては、雇用創出やメキシコとの壁、
各国との貿易条件などに若干触れる程度にとどまりました。
経済政策に関する具体的な言及を期待していた者にとっては
失望的な内容となり、ドルの売り戻しが加速し、
一気に114円25銭まで急落しました。
この急落で、ボリンジャーバンドを下抜けMACDも売り転換しましたが、
その後NYダウの反転を意識してドルを買い戻す動きが強まり、
長い下ひげを作って115円半ばまで値を戻してNYを引けており、
ドルの下値も底堅いことが示されています。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
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