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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/10/23のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日のドル/円は、東京市場の午前中に7月6日以来の80円台を回復しましたが、80円台を維持することは出来ず、その後は79円台後半での不安定な動きを続けました。

海外市場に入っても、30日に開かれる金融政策決定会合で日銀が追加緩和策を打ち出すとの観測を背景に底堅い動きながらも、引き続き神経質な展開となっています。
日足ベースでは9営業日ぶりの陰線となっており、上値が詰まってきていることを感じさせます。

相場は、高値での押し踏み状態にあり、明確な方向性が見いだしにくい展開です。
ボリンジャーバンドは縮まってきており、昨日は二度下抜けを試したもののバンドウォークには繋がらず、バンドが下値抵抗として機能していました(A)
バンドのなかでの展開が続いており、次の動きへのエネルギーを蓄積している状況といえそうです。

DMIを見ても、一昨日上昇を続けていたADXが、昨日は下落に転じており、トレンドをなくしていることが明確に示されています(B)

日銀金融政策決定会合を控えて、円が急速に買い戻されるリスクは高くはないと考えられるものの、80円を超えて一段と上昇するには新たな材料が必要といえそうです。

提供: FXトレーディングシステムズ
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