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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/12/8のドル円相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/12/5)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のユーロ/ドル相場は、東京時間はアジア時では、
欧州中央銀行(ECB)の金融政策決定を控えて
1.07ドル台半ばで模様眺めムードの強い動きとなりました。

欧州時間に入ると、ECB理事会の結果発表を控え、
テーパリング実施期待から、ユーロは買い優勢となり1.08ドルを回復しました。
ECB理事会では、市場予想通り政策金利を据え置きとし、債券買い入れ策は
2017年12月まで9カ月延長される一方、購入額は17年4月以降、
月額800億ユーロから600億ユーロに減額することを決定しました。

これを受けて、発表直後にはユーロは1.0870ドル水準まで
急上昇しましたが、その後は一転してユーロ売りが先行し、
1.07ドル台半ば近辺に下落するという荒い動きとなりました。

さらにドラギECB総裁の会見で本日の理事会では
テーパリングについては議論されておらず、質疑応答では
テーパリングが視野に入っていないと明言したことが伝わると、
ユーロは一段安となり、1.06ドルを割り込む動きとなりました。

テクニカルで見ると、ECB結果発表直後の上昇で
ボリンジャーバンドを上抜けたものの、騙しに終わっており、その後の
下落時に下方向のバンドウォークが示現していることが確認できます。
材料による大きな振れで、テクニカルチャートが翻弄された動きといえるでしょう。

※チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

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