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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/11/29のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/11/28)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京市場スタート時はドルの上値が重く
111円62銭まで下押ししたものの、その後は、これまでのドル急上昇に
買い遅れた本邦輸入企業、機関投資家、海外の投機筋などが
押し目買いを入れ、じりじりと自立反発する動きとなりました。

この自立反発の動きで、東京昼にはMACDが買い転換していたことが確認できます。

欧州時間に入ると、米国債利回りの上昇に支えられ
ドルは一段と上昇する動きとなりました。
さらにNY時間に入ると、米国の7~9月期の実質GDP改定値が
前期比3.2%増と、速報値の2.9%増から上方修正され、市場予想の
3.0%増も上回ったことから、米連邦準備制度理事会(FRB)が
利上げに一段と動きやすくなるとの思惑が広がり、
円売り・ドル買いが先行、一時113円33銭まで上昇しました。

この上昇でボリンジャーバンドを上抜けしましたが、
明確なバンドウォークには繋がらず、一過性の動きとなり、
NY引けにかけては米国債利回りが反落したこともあり、
112円台前半まで押しも出されて引けています。

週明けからのドル下落で調整的な利食いは一巡した可能性が高く、
週末の米雇用統計に向けてはドルが底堅い動きを続けそうです。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

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