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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/11/10のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/11/7)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、大きく続伸し、
約3ヵ月半ぶりの高値である106円95銭をつけました。
東京時間では、前日の急激なドル反発を受けて利食いの
ドル売りが上値を抑え、105円台前半での小動きとなりましたが、
海外市場ではドルが買い進まれる動きとなりました。

トランプ氏が大統領選で勝利したことは、
当初はネガティブなショックとなりましたが、トランプ政権下で予想される政策は、
積極的な財政政策であり、インフレ期待の高まりをもたらすものと評価され、
これを背景に米長期金利が大幅の上昇したことがドル上昇の要因となっています。
また、このような政策は短期的に米国経済の成長を押し上げるものとなり、
来年以降の継続的な利上げを予想されるものであることもドル買いに繋がっています。

ただし、テクニカルで見ると価格の上昇にもかかわらず、
RSIは水準を切り下げてきており、ダイバージェンスを形成してきているため、
短期的には調整の可能性にも留意が必要でしょう。
また、急ピッチな上昇で高値警戒感が強まっているなか、
昨日NYでの日経平均先物も伸び悩んでおり、本日の日本株の上値余地は
限定的と思われることから、東京時間のドル/円は106円後半で
様子見姿勢が強まる可能性が高いと思われます。

※チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

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