2016/11/7のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/11/7)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、日本時間の早朝に伝わった、
米連邦捜査局(FBI)のコミー長官がクリントン氏のメール問題で
訴追を求めないとの当初の判断を維持するとの報道を手掛かりに
ドルが買い進まれる展開となりました。
東京朝方には一時104円半ばまで上昇したものの、利食いのドル売りに押され、
その後は104円割れまで押し戻されましたが、下値でのドル買い意欲は強く、
欧州時間には104円63銭まで上昇する動きとなりました。
NY時間に入ると、大きな経済指標の発表もなく材料難となったものの、
ドルの下値は堅く104円前半での推移が続きました。
テクニカルで見ると、朝方の上昇でボリンジャーバンドが大きく拡大したものの、
NY時間にかけて収縮しており、本日東京時間でもこの流れが続きそうで、
短期的には方向感が出にくい形となっています。
米大統領選の世論調査では複数がクリントン氏優勢の結果を示したことで、
市場のリスク回避姿勢は後退しているものの、結果を見極めたいとの思惑もあり、
本日東京市場では104円台半ばから後半で様子見姿勢が強まる可能性が高いと思われます。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSIを表示しています。
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