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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/10/12のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/10/11)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、アジア時間は103円半ばで小幅な動きが続きました。
米金利上昇を支えに底堅い動きとなったものの、米企業決算や
米大統領選挙をめぐる不透明感などからリスク回避ムードも根強く、
上値の重さが意識されたとの指摘があります。

ただし、テクニカルで見ると、東京時間朝方にMACDが買い転換しており、
その後のドル上昇を示唆する形となっていたことが確認できます。

海外時間に入ると、ドルはじりじりと上昇し、
NY時間では9月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の発表前に、
内容がタカ派的になるとの思惑からドルが買い進まれ、
104円48銭の高値をつけました。

この上昇で、ボリンジャーバンドの上抜けとバンドウォークが発生しましたが、
発表された議事録で「利上げの根拠が強まった」としながらも、数名が
下方リスクの存続に触れて「物価が目標に近づくまで利上げは待つべき」と
主張したことが明らかになったことでドルは伸び悩み、
バンドウォークも短時間で終了する形となっています。

節目であった9月2日の高値104円32銭を一時上抜けたものの、
NY市場後半には反落しており、上昇の勢いを感じさせない動きとなっています。
しかし、この水準をクリアーに上抜けた形となれば7月29日の高値105円63銭を
目指す動きが強まると思われるため、本日の動きに注目したいところです。

※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

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