2016/8/3のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/8/1)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、101円を中心とした方向感のない動きが続きました。
東京朝方100円台後半で始まった後、101円を回復したものの
上値は重く、再び100円75銭まで押し戻される動きとなりました。
しかし、100円台では買いも入り、海外時間に向け、
じりじりと値を回復していきました。
海外時間では、7月の米ADP雇用統計の民間雇用者数が
17.9万人増と市場予想を小幅上回り、前月分も
小幅上方修正しましたが、市場の反応は限定的でした。
その後に発表された7月の米ISM非製造業景況指数は55.5と
市場予想や前月を下回ったものの、原油先物価格が上昇すると
米債利回りは上昇し、ドル買いの動きが強まり、
一時101円57銭まで上昇しました。
NY引けにかけては、ドル買いのフォローはなく
101円20銭水準でNYを引けています。
テクニカルで見ても、強い勢いを感じさせない形となっています。
ボリンジャーバンドは収束を続けており、アッパーバンドの
タッチしたものの、バンドウォークの兆しは出ませんでした。
MACDが買いサインを続けながら水準を切り上げていることから、
現在は先週末のドル急落に対する調整を続けていることが示唆されています。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
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