2016/8/2のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/8/1)(PDF)
●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間では日経平均株価がマイナス圏で推移する中、
ドルの上値 は重かったものの102円台を維持する動きが続きました。
しかし、安倍内閣が事業規模28.1兆円の経済対策を
閣議決定したことが伝わると、円債の利回りが上昇し、
それを受けて円買いの動きが強まり、101円台半ばまで下落しました。
この下落で、ボリンジャーバンドの下抜けと
バンドウォークの発生が起きています。
また、MACDも売り転換していることが確認できます。
その後に麻生財務相が日銀・黒田総裁と会談し、会談後の会見で麻生財務相が、
「金融政策、財政政策、構造改革を総動員してアベノミクス加速に一体となって
取り組んでいくことを黒田総裁と再確認した」と述べ、さらに「40年債の増額について
市場参加者と丁寧に意見交換したうえで結論を出したい」と発言すると、
円買いの動きは落ち着き101円後半でのもみ合いとなりました。
NY時間に入ると、原油先物価格の下落を背景に米債利回りが下落すると、
ドルも下落し、一時100円68銭の安値をつけました。
NY引けにかけては、101円台を回復し、MACDも買い転換しつつあり、
また週末に米雇用統計を控えていることから、このまま一気に100円を
試す動きには繋がらないと思われるものの、本日も日米の金利の動きを
にらみながら、ドルの上値の重い動きが続きそうです。
※チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
提供: FXトレーディングシステムズ
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