TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2016/7/8のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2016/7/8のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


拡大画像はこちら

●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/7/4)(PDF)

●デイリーレポート
先週のドル/円相場は、一貫してドルが軟化する動きとなりました。
前週末の7月1日が前日の陽線を包んだ陰線となっており、
ドルの下落を示唆していましたが、そのとおりの流れとなってしまいました。
目新しい材料がなく、週末の米雇用統計を控えて模様眺めが続くなか、
英国のEU離脱決定の後遺症がマーケットの不安材料として
ドルの上値を抑える形となっていました。

週末の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が28.7万人増と
市場予想を大きく上回り、昨年10月以来の高い伸びとなり、
これを受けて101円24銭まで上昇しました。
しかし、前月分が3.8万人増から1.1万人増に下方修正されたことや、
失業率は4.9%と市場予想を上回ったことなどから米国の利上げは
遠のいたとの見方も出てドルは反落し、100円を割り込む動きとなりました。

その後は、100円台後半へ値を戻して引けていますが、
非農業部門雇用者数の大幅増加を受けても上値が限られたもので
あったことから、ドルの下方バイアスが強まったようにも思えます。
今週も、100円割れをうかがう動きが出てきそうですが、
100円割れが定着してしまうと、じりじりと95円まで下落が
続く可能性もあり、100円の攻防が注目されるでしょう。

※チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

提供: FXトレーディングシステムズ
一目均衡表RSIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ