2016/7/1のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/6/27)(PDF)
●デイリーレポート
先週のドル/円相場は、前週に英国の国民投票でEU離脱派が勝利したことで
ドルが大きく売り込まれた反動もあり、全般にドルショートカバーの地合が続きました。
英国にEU離脱はマーケットに大きなショックを与えたものの、世界経済に与える影響は
短期では織り込みにくく、先行きの不透明感だけが不安を高めるものであり、
すぐにリスク・オフが強まるという見方には否定的な向きが多かったようです。
ドルは103円台まで値を戻しましたが、この水準からは上値が重く、
102円半ばまで押し戻されて週を越えています。
テクニカルで見ると、一目均衡表では完全にドル売りの形状となっており、
この流れは当面変化しないように思われます。
ただし、RSIが切り上がってきていることから、
短期的な強い下押しも目先は難しそうに見えます。
今週は、6日に利上げ見送りを決定した6月14-15日開催の連邦公開市場委員会
(FOMC)議事録公表があり、8日には米雇用統計の発表があります。
市場の焦点は、日米の金融政策へと戻ってきており、
7月の米利上げ見送りは織り込まれているものの、
年内の利上げについてヒントとなる可能性もあり注目されます。
※チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、RSIを表示しています。
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