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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/5/18のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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●「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
最新のウィークリーレポートはこちら(2016/5/16)(PDF)

●デイリーレポート
昨日のドル/円相場は、東京時間では株価をにらみながら
109円前半でのもみ合いが続きました。
朝方に発表された1-3月期国内総生産(GDP)速報が予想外に強かったことで、
一時109円27銭まで急伸したものの、消費増税や追加緩和をめぐる
不透明感もあってすぐに108円73銭まで反落、その後正午にかけては
株価の持ち直しを受けて再び強含み、109円を回復するという動きでした。

欧州時間に入ると、東京の流れを受け継ぎドルは底堅いながらも
FOMC議事要旨の結果を見極めたいとの思惑や高値警戒感もあり
109円半ばでの模様眺めとなりました。

NY時間では、注目のFOMC議事要旨を受けてドル買いの動きが強まりました。
FOMC議事要旨では、ほとんどのメンバーが「経済指標が第2・四半期の
成長加速を示し、物価上昇率と雇用も上向けば、6月の利上げが適切になる」
との意見を支持しており、これを受けてドル/円はなかなか抜けられずにいた
110円を突破し、110円26銭の高値をつけました。

テクニカルで見ると、ドル安の流れに変化が出てきたことがわかります。
一目均衡表では、転換線が基準線と交錯し、買い環境に転換する兆しが見受けられます。
また、遅行スパンは既にローソク足を上抜いており、買い転換しています。
現状の110円台前半では先行スパンの雲がかぶってきており、
この雲も今後きり下がってきていることから、この雲を抜けるかどうかが注目でしょう。

また、相場が4月末の前回高値に達していないにもかかわらず、
RSIがそのときの水準を上回ってきていることから、
短期的には上値が詰まってくる可能性があることがわかります。

※チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

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