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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/10/15のドル円相場の考察 

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表MACDを表示しています。

昨日のドル/円は、東京時間では米財政協議をめぐり大きな前進があったとの報道を受けて前日に米国市場で強含んだ流れを引き継ぎ、朝方に98円71銭まで上昇し、2週ぶりの高値をつけました。
しかし、98円後半では小規模ながら輸出企業の売りが流入し、さらにシンガポールが休場で市場参加者が少ないなか日経平均株価の伸び悩みが重しとなり、午後は停滞する動きとなりました。

海外市場に入っても、米連邦政府債務の法定上限引き上げをめぐる米議会の協議が難航するなか、ドルが円に対して下落する展開が続きました。
米上院は財政問題に関する独自案についての協議を中断し、共和党が多数派を占める下院が債務上限引き上げの期限である17日よりも前に代替案をとりまとめるのを待っている状況となっています。

テクニカルで見ると今後の動きの見極めが難しい形状となっています。
今週に入り一目均衡票の先行スパンの雲に上値を止められていますが、雲は本日ねじれてクロスしており上抜けのチャンスと見えます。ただし、明日以降は上値が切り下がってくるところが懸念されます(A)

遅行スパンはローソク足と同期を続けており、この流れでは本日は上値トライが考えられますが、明日以降は下への力が大きくなってきます(B)

MACDは、先週にクリアーに買い転換していますが(C)、各テクニカルがなかなか整合する動きとならないため、今後の見極めは慎重にならざるを得ないところです。

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