2016/5/10のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、麻生財務相が「為替は一方的に偏った動きをしており、
さらにこの方向に進むのは断固止めなければならない」と一方的な偏った状況が続くなら
為替介入をするとの前日と同様の発言を繰り返したことを受け、ドルが底堅く推移しました。
ただし、東京時間では、109円での戻り売り圧力も強く、108円台後半でのもみ合いとなっていました。
しかし、欧州時間に入ると、欧州株式が堅調な始まりとなり、
リスク・オンの動きとなり半月ぶりに109円台を回復しました。
さらに、NY時間では米国の3月JOLT(求人労働移動調査)求人件数、卸売在庫・
売上高の改善を好感したドル買いが強まったこともあり、109円35銭まで上昇しました。
テクニカルで見ると、相場と共にボリンジャーバンドが上下ともに
上昇しており、ドル上昇の流れが続いていることが示唆されています。
しかし、価格の上昇にもかかわらずRSIは下降してきており
ダイバージェンスが見られることから、ドルの上値が詰まってきているように見えます。
また、MACDを見ると水準的にはプラス圏を維持しているため
ドル上昇余力が見られるものの、MACDとシグナルが交錯していることから
方向性を見失っていく可能性が示唆されています。
提供: FXトレーディングシステムズ
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