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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/4/7のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、東京時間朝方に
政府関係者からの円高けん制発言が出たものの
ドルの上値は重く、じりじりと値を下げる動きとなりました。
大規模なドル売りが見当たらないなか静かに値を下げ続け、
東京午後には109円を割り込む展開となりました。

テクニカルで見ると、東京朝方にMACDがシグナルに近づき
買い転換の兆しがあったものの失敗に終わっており、
午後のドル安を示唆する形となっていたことがわかります。

欧州時間になってもドル安が続きましたが、
108円水準にはオプションに絡むドル買いもあるようで
一旦は反発し、108円半ばを回復する局面がありました。
しかし、ドル安の流れには変化はなく、NY時間に入ると、
米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げが6月以降にずれ込むとの
観測が再燃し、さらに5月の先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)の
自国開催を控え、政府・日銀は為替介入しづらいとの見方が広がり、
円買いが加速し108円を割れる動きとなり一時107円67銭まで下落しました。

ただし、108円割れでは達成感も出たようで、
ドルのショートカバーが入り108円台を回復してNYは引けています。

このショートカバーの局面で、MACDは買い転換しており
目先底を売った形となっていますが、MACDの水準はゼロを大きく
下回っており、ドル軟調な地合に変化はないといえそうです。

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