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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/3/29のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のドル/円相場は、アジア時間は期末を控えて実需を中心とした売買が
交錯し、新規材料が乏しい中113円台で神経質な値動きとなりました。
復活祭休暇明けで海外勢の動きも徐々に活発化したものの、実需筋や短期筋、
機関投資家などが入り交じり、売買が交錯し明確な方向感のない相場が続きました。

海外時間に入ると、注目されていた米連邦準備理事会(FRB)のイエレン
議長が講演で、利上げを「慎重に」進めることが依然として適切だと発言し、
よりタカ派的だった最近の他のFRB高官の見解に異を唱えたような形に
なったため、次の利上げ時期の予想が後ずれし、ドル売りにつながりました。

この流れで、ボリンジャーバンドの下抜けとバンドウォークを
伴いながら急速にドルは下落し、一時122円61銭をつけました。

その後も、ドルの戻りは鈍く112円台後半でNYを引けています。

もっとも、週末には注目の米雇用統計を控えており、また本日は雇用統計に
先立ちADP全米雇用報告が発表されることもあり、大きなイベントをこなす
までは一方向への大きな動きは期待しにくいのかもしれません。

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