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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/3/25のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円相場は、一貫してドルが値を戻す動きとなりました。
前週の17日に2014年10月31日以来の安値110円
67銭をつけて以降、じり高推移が続いています。
FRB高官が総じて利上げに自信を示す発言をしたことで、
一時期の悲観的な見方は後退し、一部で6月会合での
利上げ予測も出てきたことがドルをサポートしました。
また、年初以降の不安材料となった中国・原油価格動向が足許
落ち着きを見せる動きとなってきたことも好感されたようです。
もっとも、114円~116円水準での戻り売り意欲は強く、
一段の上昇には懐疑的な見方も根強くあります。

テクニカルで見ると、一目均衡表では先行
スパンの雲が厚く上値を抑えており、水準も徐々に
切り下がってくることから上値の重さを感じさせます。
ただし、遅行スパンがローソク足を上抜く兆しを見せており、
今週も現状水準を維持できれば遅行スパンとローソク足の
交錯局面となりドルの底固めとなる可能性もあるでしょう。

今週は本邦企業が新年度入りを迎え、本邦輸出筋や
配当金受け取りに伴う円買い(リパトリ)需要が一巡し、
マイナス金利政策を受けた対外証券投資の活発化によって、
円安に振れ易くなるとの期待も高まるとの指摘もあります。
しかし、週末には米雇用統計を控えていることもあり、
一方向に決め打ちしにくいことから113円台を中心と
したレンジ相場継続がメインシナリオとなりそうです。

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