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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/3/9のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、東京朝方は一昨日の112円
前半まで下落した反動で112円76銭まで値を戻しま
したが、日経平均が下落幅を広げると上値が重くなり、
再び112円半ばへ通し戻される動きとなりました。
その後は、本日の欧州中央銀行(ECB)理事会を前に
積極的な取引は手控えられ、方向感を欠く動きとなりました。

ただし、MACDは東京朝に既に買いに転換しており、
その後のドル上昇が期待される形となっています。

欧州時間に入ると、一時的にドル売り圧力が強まり、
ボリンジャーバンドを下抜ける局面がありましたが、バンド
ウォークには繋がらず、一過性の動きに終わっています。
また、この局面で、MACDが売り転換の兆しを見せた
ものの騙しに終わったことは、その後のドルの強い
上昇を先取りしたものといえるかもしれません。

NY時間に入ると、北海ブレント原油先物が3%高で
1バレル=40ドルを回復する動きとなったことや低調な
米10年債入札結果を受けた債券利回りの上昇がドルを
支援する材料となり、ドル/円は113円を回復、113円
45銭の高値をつけ高値圏での引けとなっています。

このドル上昇の流れで、ボリンジャーバンドの上抜けと
バンドウォークが形成されており、MACDの急上昇とあわせて、
ドルの戻りに勢いがあったことを示されています。

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