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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/3/7のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、113円台での保合いな
がら、徐々に値を下げていく展開となりました。
113円後半でスタートしたドル/円は、東京時間は
113円60~70銭を中心にもみあいが続きました。
市場では、中国の全国人民代表大会から新たな
材料が出てこない限り、10日の欧州中央銀行
(ECB)理事会待ちとのムードが強いようです。
先週末の米雇用統計で上下をやって、
居心地のいい場所に戻ってきてしまった
ため、動くのは難しいとの指摘もありました。

海外時間に入ると、米連邦準備制度理事会(FRB)が
発表した2月労働市場情勢指数(LMCI)が予想外の
マイナスに落ち込んだことやブレイナード米FRB理事が
「見通しが明らかになるまで、FRBは辛抱強さが必要」と
強調したことなどから、早期の追加利上げの観測が
後退しドルは軟化、113円23銭の安値をつけました。

テクニカルで見ると、MACDが先週末に売り転換しており、
昨日のドル安を先取りして示唆する形となっています。

また、NYの引け間際に、ボリンジャーバンドの下抜けがあり
ましたが、バンドの拡大はなく一過性のブレイクにとどまって
おり、明確な方向性は感じられないものとなっています。

本日は国内で10-12月期GDP改定値のほか、
中国では貿易収支の発表が予定されていますが、
経済指標が予想外のブレを見せない限り、113円半ば
を中心とするもみあいが続く可能性が高いようです。

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