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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/2/24のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のドル/円相場は、朝方に米大統領選の民主党最有力候補
ヒラリー・クリントン前国務長官が「日本や中国が為替操作を行って
いるとの認識を示した上で、自身が大統領に就任した場合は対抗
措置を検討する考えを示した」との米紙への寄稿が伝わったことで、
週末に控えるG20での政策協調や日本の当局による政策発動への
期待が後退したとの思惑が強まり、ドル売り・円買いが徐々に
広がって111円台後半で上値の重い動きとなりました。

欧州時間に、ドルのショートカバーによって112円台を回復する
局面もありましたが、その後再びドルは軟調な動きを続けました。

この112円台を回復する局面でもRSIは50レベルまで
しか上昇せず、上値の重い動きを裏付けていました。

NY時間に入ると、2月の米サービス業購買担当者景気指数(PMI)
速報値が49.8と、好不況の分かれ目とされる50を下回る水準に低下
したことで、米経済活動の減速が製造業などからサービス業に広がって
いるとの警戒感が強まり、リスク回避の動きが続き原油先物相場と
米株式相場が下落、つられてドル/円も111円04銭まで下落しました。

この流れでボリンジャーバンドを大きく下抜けましたが、
すぐに反発しバンドウォークには繋がりませんでした。

その後、米週次原油在庫統計の結果を受けて、原油価格が上昇に
転じたことを好感しリスク回避の動きが後退し、ドルは急速に値を
戻し112円21銭まで反発し112円台を維持して引けています。

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