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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/2/15のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、日経平均株価が急反発し、
後場に入って上げ幅を一時1,200円超に 拡大したことを
受け114円台を回復、2月10日以来の高値をつけましたが、
その後は伸び悩み113円台後半での動きとなりました。
安倍首相が午前の衆院予算委員会で、為替市場に
ついて「急激な変動は望ましくない」との認識を示し、
「麻生財務相には必要に応じ適切に対応してもらいたい」と
述べたこともドル支援材料になったとの指摘もあります。

欧州時間に入ると、アジアに続き欧州株が軒並み
大幅に上昇したことを受けて、ドルはしっかりと
114円を上抜け、114円73銭の高値をつけました。

その後は、NY市場がプレジデンツデーのため
休場だったこともあり、模様眺めムードが強まり
114円半ばでNYを引けています。

テクニカルで見ると、相場はボリンジャーバンド
アッパーバンドに絡みながら上昇していますが、
ロアーバンドも上昇しておりバンド幅の拡大を伴わ
ないことからバンドウォークの発生とはいえません。
これは、強い上昇トレンドが発生したのではなく、
昨日の上昇がこれまでの下落に対する調整の
動きであったことを示唆しているといえそうです。

1月末の高値からの下落幅の38.2%戻しが115円10銭近辺に
あり、この水準を上抜けるかどうかが注目されそうです。

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