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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/1/13のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のドル/円相場は、日経平均株価が7日ぶりに反発し
400円超の上げ幅を維持する堅調な相場になったことや
中国の貿易収支も改善したことでリスク回避ムードがやや後退、
一時1月8日以来5日ぶりの高値118円38銭まで上昇しました。

この流れで、ドルはボリンジャーバンドを上抜け、
軽いバンドウォークを示現していることが確認できます。
しかし、その後は118円台前半で横ばいとなったものの、RSI
下落に転じており、ドルの上値が重いことが示されています。

海外時間に入っても、中国の人民元相場の安定や、
貿易・輸出関連指標が予想外に改善したこと、また原油の
反発などで安心感が広がり、ドルは底堅く推移しました。
その後、引けにかけて北海ブレント原油先物が急落、
米株式市場も追随して大幅下落となりリスク回避の
流れが急速に強まり、117円64銭の安値をつけました。
北海ブレント先物は、この日発表があった、米エネルギー
情報局(EIA)週間石油在庫統計で、予想を上回る
在庫積み増しとのレポートが影響し、2004年4月以来
初めて1バレル=30ドルの大台を割り込みました。
このドルは反落で、相場はボリンジャーバンド
ロアーバンド付近に近づいており、この水準が
下値抵抗となるかが注目されます。

市場では、株価や原油価格を見極めながらの取引が
続いており、本日は海外市場での原油安や株安を受け
日経平均株価が再下落する可能性が高いことから、
ドルの下値不安が残る展開となりそうです。

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