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テクニカルで検証する昨日の相場

2016/1/11のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

昨日のドル/円相場は、東京が成人の日で休場の中、
円買い圧力が強まり一時4ヶ月ぶりとなる116円台に下落しました。
前週末に発表された米雇用統計が予想以上に堅調な結果となり、
ドルは8日に118円85銭まで上昇したものの高値水準を維持できなかった
こと、また昨日も中国株式市場が続落しておりリスクオフの流れが
続いていることなどがドル/円下落の要因として指摘されていました。

しかし、その後中国人民銀行が対ドルで人民元
中心レートを小幅に引き上げたため、人民元が下げ
止まったことを好感しドルのショートカバーが入り、
海外市場では118円台を回復する局面もありました。

もっとも、NY引けにかけては原油が12年ぶりの
安値を更新したことを警戒したリスク回避の円買いが
再燃し117円台後半で取引を終えています。

テクニカルで見ると、昨日の116円台への急落で
目先の底打ちの可能性を見ることが出来ます。
昨日のローソク足は、金曜の陰線を包む陽線となっており
「抱き線」と呼ばれるもので、大きく下げた後に出現した
場合は反転のサインとなることが多い形です。

また、RSIもゼロに近い水準まで下落しており、
十分に売られ過ぎ水準まで落ち込んでいるため、
反転の可能性を感じさせるものといえそうです。

ただし、下値の節目としては昨年8月の安値
116円15銭がポイントで、この水準を下抜けてしまうと
さらにドル下落加速もありうるため注意が必要でしょう。

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