2016/1/5のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、東京時間では前日の急落の
反動もあり、また仲値公示にかけては、国内輸入企業など
休暇から明けて本格参入してきた実需筋を中心とした
ドル買いが観測されドルが堅調な動きとなりました。
続落で始まった中国株や日経平均株価が一時プラス圏に
浮上するとドルは正午過ぎに119円70銭まで反発しました。
しかし、その後は短期筋の戻り売りに押され徐々に
値を消し、NY時間でも中国経済や中東情勢への懸念が
存続したほか、原油安を嫌ったリスク回避の動きが
優勢で上値を抑え119円を挟んだ動きが続きました。
テクニカルでは、ドルの反発でもボリンジャーバンドに
達することができず、下落時にはロアーバンドにタッチ
していることから、ややドル売り優位に見えます。
ただし、その局面でもバンドウォークには繋がらず、
相場に勢いがないことが示唆されています。
MACDを見てもMACDとシグナルが交錯しており明確な
方向性が見出せませんが、水準的にはともにマイナス圏に
あり、これもドルの軟調さを表しているといえるでしょう。
市場では、昨年10月15日につけた118円07銭を意識しており、
週末の米雇用統計に向けてはこの水準の攻防が注目されます。
提供: FXトレーディングシステムズ
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