2015/12/14のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSIを表示しています。
昨日のドル/円相場は、先週末のドル急落の反動も
あり、ドルのショートカバーが先行して始まりました。
日経平均が大幅に下落したことでリスク回避の流れが
続いているため上値は限定的でしたが、欧州参入の
時間では一時121円台を回復する動きとなりました。
この上昇では、ボリンジャーバンドのアッパーバンドに
触れることができず、上昇力の弱さを確認した形となっています。
NY時間に入ると、米原油先物価格が一時約11年ぶり
安値を付けたことを嫌気してドル/円は11月2日以来の
安値120円36銭まで下落しました。
この下落時には、ボリンジャーバンドを下抜けていますが、
バンド幅の拡大は伴わず、バンドウォークには繋がりませんでした。
その後、米原油先物価格が35ドル割れで下げ渋り
反発すると米国株も上昇へ転じ、ドルも買い戻される
動きとなり121円水準まで値を戻しています。
米連邦準備理事会(FRB)が16日に利上げに踏み切ることは
確実視されているものの、その語の声明で今後の利上げペースに
ついてどのような方針を示すかについての市場は注視しており、
声明内容が確認されるまでは神経質な取引が続きそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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