2015/11/3のドル円相場の考察

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昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、東京市場が休場の中、
アジア時間は120円台後半での小動きが続きました。

欧州時間に入ると、4日のイエレン米連邦準備理事会（FRB）議長の米下
院委での証言や6日の10月米雇用統計が注目されるなか、対主要通貨で
ドルを買う動きがやや強まり、さらにNY時間に入ると、米国債券利回り
上昇に伴うドル買いに121円23銭まで値を戻す動きとなりました。

米国債券利回り上昇の背景には、この日発表された9月の米製造業新規受注の
資本財から 国防関連と航空機を除いたコア資本財の受注が0.1%減となり、
8月の0.3%減から改善し製造業の落ち込みが終わりに近いことを示唆されたこと、
また10月の米新車販売台数が大きく伸びて、10月としては2001年以来の
高い水準になる見込みとなったことなどが挙げられています。

NY時間のドル買い局面では、ボリンジャーバンドの上抜けとバンドウォークが
見られましたが、強い動きではなく上値も限定的という印象です。
またMACDは、欧州時間に既に買い転換しており、NY引けにかけては売り転換の
兆しが見えており、本日の東京市場では上値の重い展開が予想されます。

週末の米雇用統計までは、現状の120~121円を中心とした
方向感のない相場が続きそうです。

提供：　FXトレーディングシステムズ
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