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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/10/30のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円相場は、日米の金融政策の行方をにらみながら
121円を挟んで神経質な取引が続きました。
週後半、米国のFOMCで予想通り現状維持が発表されたものの、
声明文で12月の利上げを示唆する内容があったことで121円台を回復、
その後に日銀金融政策決定会合で現状維持が発表されたことで
120円前半まで押し戻される動きとなりました。

年内に米国の利上げ、欧州追加緩和と重なり、日銀の追加緩和
期待によりドル/円もドル高円安へと舵を切る可能性がありますが、
現状ではそこまでは期待できず、結局はレンジ内でのもみあい継続と
なるのではないかとの見方が支配的となっています。

テクニカルで見ても、方向性を見出しにくい形です。
8月24日のドル急落からの戻り以降118円~122円のレンジ相場で
上下ともに何度かブレイクを期待させるものの全て失敗に終わって
いることがわかり、このレンジ内でのもみあい継続が予想されます。

一目均衡表でも、遅行スパンとローソク足が
交錯し続けており、これはまだしばらく続きそうです。
先行スパンの雲をしっかりと抜け、サポートに変わる形を期待したい
ところですが、現状では雲の中に絡んでの動きとなっており、
明確な方向性は見出しにくいといえそうです。

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