2015/10/19のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、119円前半で小動きながら
下値を切り上げる動きが続きました。
東京午前に発表された中国の7-9月期GDP伸び率が前年同期比6.9%で
予想を上回る結果になると、中国経済の減速懸念が和らいだと
受け止められ、ドルは一時119円60銭まで上昇したものの、
午後になると株価の下落に引きずられ119円前半へ押し戻されました。
この流れで、ボリンジャーバンドのアッパーバンドにタッチしに行きましたが、
相場に勢いはなくバンドウォークには繋がらず上値抵抗となってしまいました。
海外時間では、米国の10月NAHB住宅市場指数が10年ぶりの高水準と
なったことや、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁が早期の利上げに
言及したため、ドル買いが再開し、一時119円59銭まで上昇しましたが、
ここでも上値は重く抜け切ることは出来ませんでした。
テクニカルで見ると、上値は119円60-70銭辺りに抵抗があるものの、
下値は切り上がってきており、アセンディング・トライアングル
(上昇三角形)を形成しているように見えます。
これは通常であれば上抜けが期待できる形であり、
上値抵抗を抜ければ120円台が視野に入ってきそうです。
また、MACDとシグナルは交錯しているため方向性が出にくいものの、
水準的にはともにゼロを上回っており、これもややドル買い優勢に見えます。
提供: FXトレーディングシステムズ
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